ひかりのなかで

あたたかくて穏やか

questioned by lalalagi 前半

ケルクショーズ・イリヤ「日常100の質問(questioned by lalalagi)」(らららぎさん)

http://chatte.hatenablog.jp/entry/2016/12/04/053251

 

おそろしいものが出来上がってしまった…という気持ちですが、果敢に取り組もうと思います。どうぞお付き合いくださいませ。

 

1:今日はよろしくね!

(じゅんさんって最初は軽やかでキャッチ―なんだよ、最初は…)

 

2:まずは名前と性別、余力があれば「家柄、学歴、既往歴、宗教」も教えてください。

青砥みつ / 女性 / 大卒 くらいでしょうか。

 

3:ウィンドウズのキーボードに常備されている「Caps Lock」キーの存在をどう思いますか。

仕事で大文字ばかりの文章を打っているので助かっています。大抵ロックしたまま使っていますが、英語でメールを打つときなんかに解除し忘れると、はあ…ってなります。

 

4:そもそも「存在」(Sein)というのはなんですか。

はあ、存在についてですか…こういうのは哲学界隈の人たちに任せましょうよ。ね。わたし英文科だったのでわかりません。認識されていればもうそこに「存在」しているということになるんじゃないでしょうかね。誰からも忘れ去られてしまったら「存在」しているとはおよそ言えないのではないでしょうか。

 

5:ごめんね、困らせるようなこと聞いて…!

もう、じゅんさんって、いつもこう!(すぐむずかしいことを考えたがるし、考えさせたがる)

 

6:初恋はいつですか。

小学3年生のとき。

 

7:そもそも「初恋」を規定しているものはなんですか。

なんだろう…はじめて、胸がこう、キュッてなるのを経験した、みたいなのかなあ…これじゃまるで病気みたいだけど(その症状が出始めたのはいつ頃ですか、みたいな)

 

8:初恋はどうして数多くのひとにとって特別に感じられるのでしょうか。

特別ですか?わたしは特別には感じませんけど、きっと記憶に強く残るような衝撃的な体験なんでしょうね。

 

9:初恋を(精神的に・心理的に・形而上学的に)繰り返すことはできるのでしょうか。

待って待って。精神的にはなんとなくわかる。心理的に?形而上学的に?(わかりません)

 

10:そもそも「繰り返す」(répéter)ということを、ぼくらはなにかしらにおいてできるのでしょうか。

出来るものと出来ないものがあると思います。というのは、例えば、何回もお気に入りのカフェに「行く」ということは繰り返しできていることだと思います。でも、同じようにカフェラテを頼み、同じ本を読んでも繰り返しにはなりませんよね。カフェラテは違う店員さんが作るかもしれないし、同じ店員さんが作ったとしても昨日より少し熱いかもしれないし、アートの絵柄が違うかもしれない。本も、同じ部分だけを読みたい人でない限り先のページへと進むと思うので「繰り返し」とはちょっと違いそうですね。

 

11:中学校のときの友だちと、いまでも会うことはありますか。

あります、遠く離れているので頻繁にというわけにはいかないのですが、半年に一回集まって三人でゆっくり話をしながらとびきりおいしいお酒を飲み、贅沢な食事を取ります。

 

12:そもそも「友だち」というのはどんなひとのことでしょうか。

少しの時間でも一緒にいたい人たちのことです、わたしにとっては。

 

13:ぼくらはどうして「友だち」と一緒にいるのでしょうか。

ひとりよりもふたりのほうが楽しいと思いますよ。

 

14:「友だち」は完成していますか、未完成ですか。

「友だち」って完成するものなのでしょうか…(確かに友人関係を築くという言い方はあるけれど、それにしたって完成するイメージがわかない、いつまででも壊れて作り直して、と歯のように再石灰化を繰り返しているし、未完成なのかなあ、うーんそもそも完成/未完成に振り分けられるものではない気がする)

 

15:理想的な「友だち」は遠いですか、近いですか。

心的な距離?それとも物理的な距離?どちらにせよ、基本的には遠いです。でも、すぐ近くに行くこともできます。

 

16:「友だち以上恋人未満」とは言いますが、「恋人以上友だち未満」という状況はありますか。

うーむ…友だちの条件を満たしていないと恋人には出来ないので、ないです。

 

17:友だちと恋人は連続しているものですか。それぞれ独立しているものですか。

ちょっと何言ってるか分からないんだけど、連続しているものだと思う(?)

 

18:友だちになる方法と、恋人になる方法は異なりますか。

あっ違うかも。(同じかも)

 

19:そもそも関係の手続きとなるような「方法」はあるのでしょうか。

手続きとなる「方法」?どういうこと?(自分の頭がすごく悪いのではと疑い始める)

 

20:じぶんに欠けていることはありますか。

圧倒的に「こころ」が欠けています。

 

21:そもそも「欠ける」というのは可能なことなのでしょうか。

大多数の人が持っていて、自分にはない、というような比較対象があるときのみ可能だと思います。

 

22:だれも気づいていない「欠陥/欠如」は、欠けていないと言えるでしょうか。

氷山の一角みたいな感じでしょうね。水面の下にはもっともっと氷があります、みたいな。見えなければ欠けているということを知覚できないので、欠けていない前提となるでしょうね…おそろしいことですが…

 

23:欠けること(欠けていること)は必要なことでしょうか。

欠けていないと、多分、誰と関わっても面白くない気がします。でも必要かと言われると、微妙なところです。要らないかも。

 

24:これまで何人のひとと付き合ってきましたか。

4人、全員男の人です(女の子と付き合ったことはまだない)

 

25:そもそも「付き合う」というのは、なんの合意なのでしょうか。

これ、わたしにも実はよく分からないんですよ。イメージとしては、他の人よりも時間を割いて関わりたい、それから、君の身体に触れることを許された状態というような気がします。(まあでもこのイメージは壊れつつある)

 

26:そもそも「合意」(Ubereinstimmung)というのは、なんのことでしょうか。

お互いにその取り決めたことで文句を言わない状態にすることって感じがします。

 

27:「付き合ったひと」を数えることで、恋愛は可算名詞になりますか。

恋愛、というのがromanceなら、romancesというように可算名詞にすることは可能ですね。しかし、お付き合いすることと恋愛することは必ずしもイコールではないと思うんです。よくわかんないけど、不可算名詞な気がします。(頭がわるい)

 

28:いま恋愛において好きなひとはいますか。

いません。恋愛だと断定できないので。

 

29:そもそも「好きなひと」というのは、どのようなひとのことですか

うーん、友だちとあまり変わらないのですが、一緒にいたいと思う人ですね…

 

30:だれかを好きになることは、簡単ですか、困難ですか。

とても簡単で、とても困難です。友だちとして好きになるなら本当に簡単なんです。相手のいいところや尊敬できるところを見つけ、嫌なところがあっても「まあわたしも悪いところあるしごめんね」って許し合って日々過ごしていけばいいのですが、恋愛として好きになるには、あなたがわたしの恋人である絶対的な理由は何?そもそも本当に特別な意味で好きと言えるのか?という問題点をクリアしなければならないんです。感情の面で「すき」って思っていても、ここが解決しない限りムリです。

 

31:異なる相手をおなじように好きになることはありますか。

ないです。好きになったら、ひとりしか見えないので。

 

32:好きという気持ちには、なぜ終わりがくるのでしょうか。

これが恋愛に関してなら、狂う季節が終わったからなのではありませんか。病気が治った、ただそれだけのことのような気がします。(友人に対してはあまり終わりが来たことがない)

 

33:飽きたり冷めたりしたときに関する「合意」はするべきでしょうか。

結婚すると決めているのであれば決めたらいい気がします。どうしてもその人がいいのであれば。ただ、あまりいい気持ちはしないとは思います。

 

34:別れ話は、話すことが決まっているのに、なぜ特別に感じられるのでしょうか。

特別というか、非常に嫌なことなのにすっ飛ばしてしまうことが出来ないからだと思います。記憶に嫌な気持がベッタリと張り付いてはがれないし、これも初恋と同様インパクトのあることなんだと思います。(悪い意味でのストレス)

 

35:別れるのに、どうして付き合うのでしょうか。

わたしの感覚としては、友だちとして今後一生会えなくなったとしてもこの人に触れてみたいといったところでしょうか。わたしは別れたらそのあと絶対に連絡を取らないし関係も絶ってしまうので、ずっと一緒にいたいと思う人には絶対に手を出しません。

 

36:(やや重複しますが)恋人にならずに、友だちではいけなかったのでしょうか。

何ででしょうねえ…どうしても触りたかったんですねえきっと。(これも自分のなかで崩壊しつつある)

 

37:付き合ったことのあるひとを「元カレ/元カノ」と前職名・古い肩書きのように呼ぶのはなぜでしょうか。

あまり考えたことはなかったのですが、確かにそうですね。終わる関係だからこそ、そういう風に表すのでしょうか。「元トモ」とは言いませんしね…なぜでしょう。

 

38:「私の彼」「俺の彼女」と所有格で説明することがあるのはなぜでしょうか。

独占欲の表れな気がします。他人を独占することなど到底不可能だとわたしは思いますけれど。

 

39:そもそも「所有」というのは、どういった状態のことでしょうか。

人に対してなら、行動などを制限することが可能な状態だと思います。

 

40:とあるなにかを所有している(できている)ひとと、所有していない(できていない)ひとにちがいはありますか。

「とあるなにか」なので対象を広範囲で見ても良さそうですね。所有している/できているひとは幾分窮屈そうです。所有している対象に縛られているような気がします。

 

41:なにも問題がないということは、うまくいっているということでしょうか。

問22に少しつながると思いますが、見えていない問題というのもあるので、何もないと認識しているだけの場合は、うまくいっているとは言いがたいと思います。

 

42:そもそも「問題」というのは、だれが決めることなのでしょうか。

最終的には「問題」となりうるものを抱えている本人だと思います。それを問題と決めなければ、問題ではなくなるのではないでしょうか。

 

43:問題を解決するために「情熱(熱意)、知性(知恵・知識)、人間関係(コネ)、暴力(腕力)、お金」以外のなにかを使うことはありますか。

「時間」です。

 

44:そもそも「解決」というのは善いことですか。

本人にとっていい結果であれば、きっとそうです。

 

45:恋人と旅行に出かけるならどこに行きたいですか。

北海道と京都、あと波照間島です。沖縄の。

 

46:そもそも「旅行」というのは、どうして目的地を決めるのでしょうか。

旅に行く、という字から見ると行くという言葉には目的地があるイメージです。旅をする、だとあてもなく各地を訪ねるイメージがあります。目的地があると、お手軽に達成感を得られそうな気がします。(あまり旅行をしない)

 

47:遠出をしたとき、いつかは家に帰りたくなるのはなぜでしょうか。

刺激を求めて出かけていくと、帰ってホッと気持ちを落ち着けたくなるのではないでしょうか。(刺激⇔安定の繰り返し)

 

48:そもそも「家に帰りたいという気持ち」(Heimweh)というのはなんのことでしょうか。

うーん…家に帰りたいという気持ちにはなったことがあるんだけど…調べてみたらHeimweh(ハイムヴェー)は日本語では郷愁という意味で、英語ではnostalgiaにあたるそうです。故郷や昔のことを懐かむ気持ちのようです。(Heim(家)+weh(帰りたい)という感じ?なのかな)

 

49:「家での暮らし」というとき、どうして「暮らす」という否定的なことばを使うのでしょうか。

日々の生活というのは、それ自体だけでは楽しくないからでしょうか。そりゃあまあ、なんだか繰り返しのようで疲れてしまうことも多々あり…楽しくするという必要もあり…

 

50:半分まで行ったよ!

とっても疲れてきたよ!まあまあ頭を使った気がする!(やっと半分)

 

つづく〜〜